毎日仕事に行きたくないと感じる原因とは?対処法やNG行動、危険なサインなどを解説

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<筆者「おーば」の簡単なプロフィール>
新卒で入社した大手金融会社を、適応障害により休職。後に退職して無職を3か月経験し、再就職をした20代男子。自身の経験から「仕事の悩み」に関連するWEBサイトの運営やYoutubeでの動画発信、ココナラにて悩み相談などをしています。
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「仕事に行きたくない」と毎朝感じていませんか?

「仕事に行きたくない」と思うのには必ず原因があります。仕事に行きたくない理由に応じて対処法を見つけることが大切です。この記事では、仕事に行きたくないと感じる主な原因や対処法などをご紹介します。

どうすれば今の状況を改善できるのか、一緒に探していきましょう。

  1. 仕事に行きたくないと毎日感じてしまう理由は?
  2. 仕事に行きたくないと感じる10の原因
    1. 筆者の体験談:仕事に行きたくないと拒否反応が出ていました
    2. 残業時間が長い
    3. 仕事が上手くいっていない
    4. 責任やプレッシャーを感じている
    5. 待遇に満足していない
    6. 正当に評価されていない
    7. 仕事内容に興味をもてない
    8. 会社自体の業績が落ちている
    9. 職場の人間関係に悩んでいる
    10. 休み明けでやる気が起きない
    11. 睡眠不足が続いている
  3. 仕事に行きたくないときの対処法
    1. 数日休んでリフレッシュする
    2. 誰かに相談する
    3. 専門家を頼る
    4. 自分を見つめ直す
    5. 仕事終わりに趣味をつくる
    6. 新しいことを始めてみる
    7. きちんと睡眠を取る
    8. 思いきって休職する
    9. 筆者の体験談:適応障害により休職したことがあります
    10. 転職して仕事を変える
  4. 仕事に行きたくないときのNG行動
    1. 感情に任せて退職する
    2. 無断で欠勤する
    3. 睡眠を削って遊ぶ
    4. 我慢したまま続ける
    5. 誰にも相談しない
  5. 仕事に行きたくないときの危険なサイン
    1. 遅刻することが多くなった
    2. 仕事のことを考えると動悸がする
    3. 疲れているのに眠れない
    4. ずっと疲れが取れない
    5. プライベートでも笑わなくなった
    6. 食欲が急に増えたor減った
    7. 身体の不調が続いている
    8. 好きなことにも無関心になった
    9. 筆者の体験談:私の身体に表れたサインは…
  6. まずは誰かに相談しよう!

仕事に行きたくないと毎日感じてしまう理由は?

厚生労働省の令和2年転職者実態調査によると、転職者が直前の勤め先を離職した主な理由は、労働条件の不満(28.2%)、仕事内容への不満(26.0%)、賃金の低さ(23.8%)などです。※1

つまり、ほとんどの人は労働条件や仕事内容などに不満をもっていることが分かります。また、厚生労働省による別の調査(令和3年労働安全衛生調査結果の概況)では、53.3%の人が仕事に対して強いストレスを感じていることも分かっています。※2

これらのことから、労働条件や仕事内容などに不満があり、今の仕事を辞めたい、仕事に行きたくないと感じている人が多いのです。

もしかすると、あなたも思い当たることがあるのではないでしょうか。

仕事に行きたくないと感じる10の原因

仕事に行きたくないと感じる原因は人によって様々です。私も、職場の人間関係や会社が嫌で「仕事に行きたくない」と感じていたことがあります。

筆者の体験談:仕事に行きたくないと拒否反応が出ていました


朝起きてまず最初に思うこと、それは「仕事に行きたくない」でした。私自身、会社辞めたいと思いながら仕事をしていたら、適応障害になってしまい休職し、結果的に退職したことがあります。

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このように、他の人も同じようなことが理由で悩んでいることが分かると、少しは気持ちも楽になるかもしれませんね。また、原因に対し、どう対処していくのかが仕事へのモチベーションを取り戻す第一歩となります。そこで、ここでは、仕事に行きたくないと感じる原因には、どのようなものがあるのかを解説しています。

残業時間が長い

終わりが見えない残業は、心身に大きな負担をかけます。「また今日も遅くまで…」というため息は、疲労やストレスの現れです。残業によってプライベートな時間が失われると、リフレッシュの機会も奪われ、仕事のストレスから逃れられなくなります。

仕事への意欲低下だけでなく、うつ症状や身体的な不調を引き起こす原因となるおそれがあります。

仕事が上手くいっていない

「上手くいかないな…」と感じるたびに、仕事への意欲は失われます。仕事の成果が出なければ自分の能力に対する不安や焦りでいっぱいになり、仕事場への足取りも重くなってしまうもの。成功体験がないと仕事に対する情熱がなくなり、毎日の業務を負担に感じてしまうでしょう。

責任やプレッシャーを感じている

重い責任やプレッシャーは精神的な重圧となり、仕事への不安が増えていきます。過度のストレスで仕事のパフォーマンスが下がれば、ミスを引き起こすかもしれません。この恐怖心がさらにプレッシャーを強め、仕事に向かうこと自体が負担となり、職場へ行きたくない気持ちを生み出してしまいます

待遇に満足していない

給与や評価などの待遇に満足していない場合、仕事へのモチベーションが下がります。自分の努力や成果が報われていないと感じると、仕事への情熱を失い、日々の業務も無意味に感じてしまうはず。また、同僚や他企業の待遇と比較して劣っていると感じれば、職場に対する不満や不信感が生まれます。
こうなると、仕事への意欲を削ぐだけでなく、自分のキャリアに対する不安も大きくなり「仕事に行きたくない」と感じてしまうのです。

正当に評価されていない

自分の努力や成果が正当に評価されていないと感じると、仕事への意欲は下がります。「どうせ何をしても評価されない」とネガティブに考えてしまい、毎朝の出勤が苦痛になっていくのです。ときには同僚や上司に対する不信感を生み出し、職場の雰囲気を悪化させることもあるかもしれません。

仕事内容に興味をもてない

仕事内容に興味や情熱を感じられないと、毎日の業務が苦痛に感じられます。興味のない業務を続ければ、やる気も起きなくなってしまい仕事の質も低下します。この状態が続くと、自己成長やキャリアアップに対する意欲も失われ、職場に対するネガティブな感情も増える一方です

会社自体の業績が落ちている

会社の業績が悪化していると、不安や焦りが大きくなります。安定した未来が見えないことで、仕事へのモチベーションは大きく低下し、職場への不信感が高まるでしょう。このような環境では、仕事に対する熱意も生まれず、職場へ行くこと自体が負担になります。

職場の人間関係に悩んでいる

職場の人間関係に悩んでいる場合も、仕事に対する意欲に大きく影響します。同僚や上司との対立など、人間関係のストレスは職場への不満となり、出勤自体が憂鬱なものになるのです。人間関係のストレスは職場の雰囲気を悪化させ、仕事のパフォーマンスにも影響します。

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休み明けでやる気が起きない

休み明けに仕事へのやる気が起きないのは、休日のリフレッシュが足りないのかもしれません。休日を有意義に過ごせなかったり、仕事のことを考えていたりすると、仕事へ戻る気力がわきません。仕事と休息のバランスが崩れれば、メンタルヘルスにも影響を及ぼす可能性があります

睡眠不足が続いている

睡眠不足が続くと、体と心の両方が疲れてきます。良質な睡眠が取れなければ、集中力やストレスへの耐性が下がり、判断力が鈍り職場でのパフォーマンスを低下させる原因となるでしょう。睡眠不足が長期化すると、仕事へのモチベーションはさらに低下し、職場へ行くこと自体が苦痛になります。

仕事に行きたくないときの対処法

仕事に行きたくないと感じたときに、試していただきたい対処法があります。自分に合った方法を見つけて心身のバランスを取り戻し、仕事へのモチベーションをアップさせましょう。

効果的な対処法をいくつかご紹介しますので、参考にしてください。

数日休んでリフレッシュする

心と体を休めるためには、仕事から完全に離れる機会を作ると良いでしょう。たとえば数日でも休んでリフレッシュすることによって、新たに活力が生まれます。自然の中でのキャンプや温泉旅行、家でのんびりと過ごすなども良いリフレッシュ方法です。休息はストレスを軽くして、仕事への意欲を回復させてくれます。

誰かに相談する

職場の悩みや不安を誰かに話すことで、心の負担が軽くなることもあります。信頼できる同僚や友人などに相談することによって、問題を解決する糸口が見つかったり、気持ちがスッキリしたりすることも。信頼できる周りの人に一度相談してみてはいかがでしょうか。

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専門家を頼る

心身のストレスやキャリアに関する問題が深刻な場合は、専門家へ助けを求めるのも一つの方法です。
心理カウンセラーやキャリアコンサルタントは、精神状態や職場の問題を客観的に判断し、解決策を提示してくれます。
とくに精神的なストレスが続いている場合、なるべく早めに専門家へ相談することをおすすめします

自分を見つめ直す

仕事に対する不満やストレスがあるときは、自分を見つめ直す時間を作りましょう。自分の価値観やキャリアの目標、仕事に求めるものを見つめ直せば、新たな解決策が見えてきます。日記をつける、瞑想する、自己啓発の本を読むなどを試して、自分を振り返る時間を作ってはいかがでしょうか

仕事終わりに趣味をつくる

仕事終わりにできるような趣味に没頭すれば、ストレスが軽くなります。スポーツやアート、音楽など仕事とは違う分野の活動は、日々のルーティンから抜け出して新たな刺激を受けるきっかけにもなるでしょう。趣味をつくることで日々の仕事のストレスを忘れ、リフレッシュできるだけでなく、新しい出会いや視野を広めることにもつながるでしょう。

新しいことを始めてみる

趣味と少し被りますが、 なにか新しいことを始めてみるのもおすすめです。たとえば、新しく言語を学ぶ、ボランティアに参加する、ランニングを始めるなどの新しいことに挑戦すれば、エネルギーが湧いてくることもあります。新しい体験は自分を成長させ、職場での新たなアイデアやインスピレーションを生む原動力となるでしょう。

きちんと睡眠を取る

質の良い睡眠は、心身の健康と仕事へのモチベーションアップに欠かせません。良質な睡眠はストレスを緩和し、集中力を高め生産性を上げてくれます。睡眠環境を整える、睡眠前のリラックスする時間を設ける、睡眠スケジュールを立てて実行するなどによって良質な睡眠を確保することが大切です。

思いきって休職する

「ほかの対処法を試したが解決できなかった」という場合は、思いきって休職することを考えてみてはいかがでしょうか。休職は心身の健康を取り戻し、キャリアを考え直すために有効な手段です。長期にわたるストレスや疲労からの回復には、仕事から一時的に距離を置くことが大切です。
休職中は趣味や旅行などでリフレッシュすることによって、自分の中での答えが見つかるかもしれません。

筆者の体験談:適応障害により休職したことがあります


会社内の人間関係や業務量といったことが原因で適応障害になり休職したことがあります。結果的に退職してしまいましたが、休職期間中しっかりと療養することで体調も回復しました。現在精神的に辛い思いをされている方は、休職という選択も考慮してみてはいかがでしょうか?

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転職して仕事を変える

現在の職場や業務が合わないと感じる場合、転職は新たなキャリアの道を開くチャンスです。
職場が変われば仕事への情熱が生まれ、生活に新たな刺激をもたらしてくれるでしょう。転職を大きな一歩として、自分のキャリアや人生の目標に合った職場を見つければ、仕事への満足度も大きくなります。

仕事に行きたくないときのNG行動

仕事に行きたくない気持ちが大きいあまりに、間違った選択をしてしまうこともあります。衝動的な行動で解放感は味わえるかもしれませんが、自分をさらに追い込むことになりかねません。

仕事に行きたくないときにしてはいけないNG行動を紹介しますので、参考にしてください。

感情に任せて退職する

「もう耐えられない」という衝動で退職を決めてしまうのは危険です。感情が高ぶった状態での決断は後悔しか生みません。退職する前に一度深呼吸して、冷静に現状を見つめ直しましょう。信頼できる友人や家族、同僚に相談することで、感情ではなく理性で決断できるようになります。

急な退職は未来のキャリアにも影響を及ぼすため、慎重に考えましょう。

無断で欠勤する

「仕事に行きたくないけど気まずいから連絡したくない」という思いで無断欠勤してしまうと、職場での信頼を失います。たとえ精神的に限界を感じていても、連絡だけは入れるようにしましょう。無断欠勤は職場の人間関係や評価に悪影響を及ぼすだけでなく、将来のキャリアにも傷をつける可能性があります

どうしても仕事に行けない場合は正式な手続きをふみ、必要であれば精神科などの力を借りることが大切です。

睡眠を削って遊ぶ

仕事のストレスから逃れるために睡眠を削って遊ぶのも、NG行動の一つです。夜遊びで一時的な開放感は味わえますが、長期的にみるとマイナスな影響を及ぼします。先に述べたように、睡眠不足は集中力の低下や気分の不安定さ、うつ病のリスクを高めます。

質の良い睡眠はストレス管理と感情の安定に欠かせないのです。短期的な楽しさよりも心身の健康を優先させましょう。

我慢したまま続ける

「我慢は美徳」と考えがちですが、限界を超えた我慢は自己破壊行為でしかありません。ストレスにさらされ続けると心身の健康を害し、最終的には精神疾患になってしまうおそれもあります。燃え尽き症候群やうつ病になる前に問題と向き合い、必要なら休む勇気をもちましょう。

自分の精神状態や健康を最優先に考えることが大切です。

誰にも相談しない

誰にも相談せずに一人で悩みを抱え込めば、問題がさらに悪化して解決策が見つからなくなることも。
信頼できる人に相談することで、新たな糸口を見つけられる可能性があります。コミュニケーションは問題に対する新しい解決策を見つける手助けになり、心の負担を軽くします

誰かに心を開くことで、解決策が見つかるかもしれません。

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仕事に行きたくないときの危険なサイン

仕事に行きたくないと感じる場合、ただの怠け心ではなく身体や心が出しているサインかもしれません。症状が現れたら休息が必要という体からの警告ですので気を付けましょう。すぐに休む必要のある危険なサインをご紹介します。

遅刻することが多くなった

朝、アラームを聞いても起きるのがつらくて、遅刻が増えていませんか。これは、仕事に対するモチベーションが下がっている状態です。心が重い状態では体もそれに応じて重くなり、起き上がること自体が辛くなるのです。

仕事への熱意が失われている可能性が高く「心身のバランスを取り戻すための休みが必要」と、体からのサインが出ています

仕事のことを考えると動悸がする

仕事を思い浮かべるだけで胸がドキドキし、不安でいっぱいになる場合、ストレスが原因で自律神経が乱れているかもしれません。長期間ストレスにさらされていると、不安障害やパニック障害のような症状を引き起こすことがあります。

ストレスを軽減するためにはリラックスできる時間を意識的に作るか、専門家へ相談しましょう

疲れているのに眠れない

仕事のストレスや心配事が原因で、夜になっても心が休まらず、安眠できない状態が続いていませんか。睡眠不足は心身の健康に影響し、集中力の低下やイライラといった問題を引き起こす原因となります。

リラックスできる睡眠環境を整えたり、寝る前のルーティンを作ったりして、質の良い睡眠を取るようにしてください。

ずっと疲れが取れない

休んでも疲れが取れないときは、心身ともにエネルギーが枯れているサインです。仕事のストレスやプレッシャーが原因で疲れているため、十分な休みをとる必要があります。

疲れが長期間続く場合は医師に相談し、適切なケアを受けましょう

プライベートでも笑わなくなった

プライベートでも楽しい気持ちになれず笑わなくなった場合は、深刻な燃え尽き症候群やうつ状態になっている可能性があります。楽しいはずの時間が楽しめなくなるのは、心が過度なストレスや疲労により消耗している証拠です

このようなサインが見られる場合は休みをとり、心のケアを優先しましょう。

食欲が急に増えたor減った

ストレスやうつ状態は食欲にも影響するため、急激な食欲の増減は心身のバランスが崩れているサインだと考えられます。仕事のストレスが食欲へ影響していると考えられる場合は適切な対処が必要です。

生活習慣の見直しはもちろんのこと、必要であれば専門家に相談しましょう

身体の不調が続いている

頭痛や胃痛、筋肉痛など、身体的な不調が続いている場合は心のストレスが身体に現れているサインかもしれません。長期間のストレスは免疫系にも影響し、身体のあちこちに不調を引き起こす可能性があります

このような症状が見られる場合は医師の診断や治療を受け、必要なら休息をとりましょう。

好きなことにも無関心になった

仕事のプレッシャーやストレスが原因で好きだったことも楽しめなくなるのは、心が疲れ切っているサインです。好きなことにも無関心になっているときはストレス源から離れる必要があります

あまり無理せず自分をいたわってあげましょう。

筆者の体験談:私の身体に表れたサインは…

・断続的な頭痛
・睡眠障害
・下痢
この3つが主にサインとして出てきました。もしみなさんも上記のような症状が出ている場合は、ひどくなってしまう前に必ずお医者さんに診てもらうようにしてください

まずは誰かに相談しよう!

仕事に行きたくないと感じるのは、単なる気分の問題ではなく、深刻な心身のサインかもしれません。
自分一人で解決しようと頑張るだけではなく、誰かの助けを借りることも、問題解決に向かうための大切な一歩です。

もし、仕事の悩みを抱えているけど周りに相談できる相手がいらっしゃらない方や親しい人には逆に話せない悩みを抱えている方などはぜひご連絡ください。仕事に関する悩みやストレス、キャリアの問題に特化した相談サービスを提供しています。私自身は過去に人間関係や業務量の多さによって適応障害になり、休職や退職を経験したことがあるので、誰よりもあなたの気持ちに寄り添います。

相談内容はどんな悩みでも問題ございません。

例)
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 ・会社に行きたくない
 ・職場の〇〇さんが苦手
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あなたのSOSをしっかり受け止めます。
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※1出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-02.pdf
(最終確認日2024年2月19日)

※1出典:厚生労働省「令和3年労働安全衛生調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/r03-46-50_kekka-gaiyo02.pdf
(最終確認日2024年2月19日)