<筆者「おーば」の簡単なプロフィール>
新卒で入社した大手金融会社を、適応障害により休職。後に退職して無職を3か月経験し、再就職をした20代男子。自身の経験から「仕事の悩み」に関連するWEBサイトの運営やYoutubeでの動画発信、ココナラにて悩み相談などをしています。
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仕事の人間関係で悩んでいるときは「辛い」と感じることもありますよね。
しかし、そんな辛い人間関係を乗り越えるための方法はあります。この記事では、人間関係の悩みに向き合ってきた筆者が、自身の経験をもとに仕事の人間関係が辛いときの対処法を紹介します。一緒に、今の状況をどう改善できるか見つけていきましょう。
仕事の人間関係が原因で退職を考える人は多い!
日本労働調査組合の調査によると、人間関係を理由に退職を検討したことがある人は 58.5%いることが分かっています。多くの人が仕事の人間関係に悩んでいるのです。
筆者自身も上司や先輩と合わず、人間関係に悩んできた過去があります。仕事は人間関係で決まるといわれるほど、重要な要素です。「周りは上手くやっていけているのに、自分だけ上手くできない」と思いがちですが、自分以外にも人間関係に悩む人が多いことを知ると、少し安心できますよね。仕事の人間関係がうまくいかない時は、まず理由を突き止めた上で対処法を考えることが大切です。この記事で、あなたに合った対処法を見つけましょう。
仕事の人間関係で辛いと悩んでしまう理由
多くの人が、仕事の人間関係で悩んでしまっているのではないでしょうか。
ここでは、その理由を紹介していきます。
馴染めずに孤立している
馴染めずに孤立しているもし、職場で自分だけ孤立してしまったら辛いですよね。新しい環境に馴染めず、同僚との間に壁を感じてしまうときもあるはず。とくに同僚との会話に入れないときは、余計に孤独を感じてしまうでしょう。
そもそも人は社会的な生き物で、グループに所属する安心感や、周囲に認められたい欲求が強くあります。そのため、職場で孤立してしまうことは大きな心理的ストレスとなってしまうのです。また、職場で孤立すると仕事に対するやる気が下がったり、集中できなくなったりしてしまうことも。そうすると自分の評価を下げてしまい、より孤立を深めてしまうなど悪循環に陥ってしまいます。
陰口や愚痴が多い
職場内の陰口や愚痴などは、よく聞く話ですね。嫌だと思っていてもなかなか避けられません。陰口や愚痴が多くなると、不信感や恐怖感から職場での会話や雰囲気に悪い影響が出てしまいます。だんだんと人間関係が悪化してしまい、信頼できなくなってしまうかもしれません。とくに自分の陰口を言われていると感じたら、職場での居心地は悪くなり、精神的な負担も大きくなってしまうでしょう。こうなると職場に行くのが怖くなってしまいますよね。
仕事でトラブルになった
仕事上のトラブルは、人間関係を一気に悪化させる大きな原因です。ミスや誤解から生じるトラブルは、関係修復が難しくなる場合もあるでしょう。とくに、トラブルが原因で他の同僚や上司からの信頼を失った場合、心身にストレスを抱えてしまうだけでなく、キャリアにも影響を及ぼしてしまいます。トラブル後の冷たい扱いや、過剰なプレッシャーがあると、職場に行きにくくなってしまいますよね。
性格的に合わない人がいる
職場の同僚に性格が合わない人がいると、人間関係に影響が出てきてしまいます。価値観や働き方が異なる人とのコミュニケーションは、大きなストレスがかかってしまうもの。お互いに誤解や偏見が生じやすく、小さなことが大きなトラブルに繋がってしまいます。性格の違いは仕方のないことですが、人間関係が悪化してしまい、職場の雰囲気も悪くなってしまうと大変ですよね。
筆者の経験談:私も人間関係が嫌で会社を退職した過去があります。
職場の先輩や上司と馬が合わず、人間関係で悩まされていたことがあります。そのことが原因で適応障害になり、最終的には会社を辞めることになりました。
年齢の近い人がいない
職場に年齢の近い人がいないと、共有できる価値観や興味が少ないため、辛く感じてしまいますよね。
若い従業員が少ない職場では世代間のギャップを感じやすく、自分だけが取り残されているように感じることがあるかもしれません。このような職場では、孤立感を高めてしまい不安を感じやすくなってしまうでしょう。また、年が離れた同僚との間には、働き方や考え方の違いから誤解が生まれやすくなります。
挨拶をシカトされる
自分から挨拶したのに挨拶を無視されるというのは、とても辛い経験です。周囲から受け入れられていない、価値を認められていないと感じてしまいます。人間関係において基本的なコミュニケーションである挨拶も返してもらえないときは、とてつもない寂しさを感じてしまうでしょう。人によっては屈辱感を感じてしまう人もいるかもしれません。
派閥ができている
職場内でグループなどの派閥が作られていると、どこかに所属していないと仲間外れになってしまう感覚や疎外感を味わうことがあります。とくに嫌な雰囲気のグループや派閥ができていると、職場内での関係性や雰囲気は悪くなり、居心地が悪く感じてしまいますよね。結果的にチームとしての一体感もなくなってしまい、職場に行くことが嫌になってしまうのです。
上司からハラスメントされている
上司からのハラスメントは、非常に深刻な問題の一つです。精神的な苦痛だけでなく、ときには物理的にも大きな苦痛を受けてしまうことも。大きなダメージを受けると、プライベートや今後の人生にまで影響が出てしまいます。ハラスメントは被害者の自尊心や自信を大きく傷つけ、ストレスや不安、うつ病を引き起こす可能性があります。ハラスメントを受けてしまったら、すぐ誰かに相談しましょう。解決が難しいようであれば、転職や退職も考える必要があります。
筆者の経験談:公開叱責は尊厳を奪う
仕事でミスをした際に、上司から詰められることが多々ありました。ミスした私が悪いので、しょうがない部分もあると思いますが、他の人がいる前で詰めるのは非常に辛いものがあります。教育的指導であれば、せめて、個別に呼び出してほしいものです…。
理不尽なことを押し付けられる
理不尽な仕事を押し付けられることも、辛いと感じてしまう原因の一つです。自分の能力や会社への貢献度が適切に評価されていないのだと感じてしまい、仕事に対するモチベーションは下がってしまいますよね。また、負担が大きすぎる仕事を押し付けられたときは、ミスにもつながりやすくなってしまいます。理不尽なことを押し付けられて、それが長期間続いてしまうような場合は、職場での人間関係が悪化してしまったり、心身を害してしまったりする場合もあるので気をつけましょう。
仕事の人間関係が辛いときの10の対処法
仕事の人間関係が辛いとき、それにどう対処すればよいか分からない時もあるはず。そこで、職場の人間関係に悩んでいる時に試すことができる10の対処法を紹介します。
部署異動を願い出る
職場でうまくいかないときは、部署を変えてみるとよいかもしれません。違う部署なら新しいスタートを切ることができて、今の悩みから抜け出せるチャンスがあります。新しい部署で新たな人間関係を築くことによって、仕事へのやる気を取り戻せることも。もし、部署異動を願い出るときは上司に自分の気持ちをしっかりと伝えることが大切です。すぐに全てが上手くいくとは限らないので、新しい環境に慣れる努力も必要かもしれません。
考え方や向き合い方を変える
人間関係に問題がある場合、自分の考え方を変えてみることも大切です。物事を客観的にとらえる力をつけて、感情的になりやすい場面でも落ち着いて対応できるようにしましょう。相手の立場や気持ちを理解することで、話し合いがスムーズになることもあります。柔軟な思考と前向きな姿勢が、職場の雰囲気を良くすることもあるかもしれません。
気にしないマインドを手に入れる
職場で小さいことに振り回されないためには「気にしないマインド」がとても大切です。そうすることで、他人の言動に左右されずに自分を保つことができます。
この「気にしないマインド」を育てるには、自分の内面を強化し、ポジティブなセルフイメージをもつことが欠かせません。また、ストレスを解消するためのリラックス方法や、瞑想を習慣化することも「気にしないマインド」を育てることにつながります。日々の習慣によって小さなことで動揺することなく、穏やかな心を保つことができるようになるでしょう。
職場以外で共感できる人をつくる
職場の人間関係で悩んでいるときに、職場以外で同じ価値観をもつ人たちとつながることは大きな救いになるかもしれません。趣味のサークルやオンラインコミュニティに参加することで、新しい仲間を作り、共感できる友人を作りましょう。職場のストレスから解放されて、素直に自分を表現することができます。また、様々な人生経験をもつ人たちと交流することで、新しい価値観が生まれて、自分の成長につながるかもしれません。職場以外での充実した人間関係は、職場のトラブルに立ち向かうための支えになるでしょう。
仕事以外の時間を充実させる
職場での人間関係が原因でストレスを感じる場合、仕事以外の時間を自分のために使うことでストレス発散することができます。趣味やスポーツ、旅行など、自分が本当に楽しめる活動に時間を使うことで、日々の生活に活力をもたらすことができるでしょう。自分を大切にして自分のための時間を確保することは、自信を取り戻し、仕事を頑張るためのエネルギーを充填することにも繋がります。また、新しいスキルを学んだり、新しい趣味に挑戦したりすることは、自己肯定感を高めるだけでなく、自分の見分を広げられるのでおすすめです。
信頼できる人に相談する
職場の人間関係で悩んでいるときは、信頼できる人に相談することが大切です。家族や友人、職場の信頼できる同僚など、自分のことを理解してくれて、サポートしてくれる人を見つけましょう。他人からアドバイスをもらうことで、問題に対する新たな解決策が見えてくることもあります。また、ただ話を聞いてもらうだけでも心の重荷が軽くなることがあります。信頼できる人に相談することで、不安を解消できるかもしれません。
カウンセラーなど専門家に相談する
職場の人間関係で深刻な悩みを抱えている場合は、専門家に相談するのもよいです。カウンセラーや心理療法士などの専門家に相談することで、問題の根本的な原因を探り、効果的な対処法を見つけることができます。専門家は中立的な立場から客観的なアドバイスをしてくれるので、自分の感情や行動を客観的に理解するのに最適です。また、ストレス管理やコミュニケーションスキルの向上など、具体的な対処法を学ぶこともできます。
公的機関を利用する
仕事の人間関係についての問題が解決できない状況にある場合は、公的機関のサポートを受けることを検討しましょう。労働局や労働相談センターなど、労働者の権利を守るための相談窓口が設置されています。これらの機関では、労働関係の法律やトラブル解決に向けたアドバイスをしてくれるでしょう。
専門家による適切なアドバイスを受けることで、問題の解決に向けた第一歩をふみ出すことができます。
しばらく休職する
職場の人間関係が原因で精神的・身体的に疲れ切ってしまった場合、しばらく休職することも一つの選択肢です。休職することで仕事から距離を置き、心と体の回復に専念する時間をもてます。
この休職期間を利用して、趣味や勉強、必要であればカウンセリングを受けるなど、自分のために活動するのも良いです。落ち着いてきたら自分自身を見つめ直し、今後どうしていくか考えていきましょう。
筆者の体験談:適応障害で休職
先ほどお伝えしたように、職場の人間関係や業務量の問題により、適応障害になったことがあります。休職して体調が回復したので、休むことも大事だと考えます。やはり、ストレスを抱え込むと良いことはないので、身体に症状が表れている人はお医者さんに診てもらってくださいね。
転職して環境を大きく変える
現在の職場の人間関係があまりにも辛く、解決が見込めない場合、転職して環境を変えてしまうことも一つの手です。新しい職場では過去の問題から解放されて、新しいスタートを切ることができます。転職には大きな決断が必要ですが、自分に合った環境で働くことは、人生や仕事の満足感を高めるのに大切です。転職活動を通じて自分の将来を見つめ直し、新しい可能性に挑戦するチャンスととらえてもいいかもしれません。
仕事で良い人間関係を築くためのポイント
仕事の人間関係が辛いときの対処法をお伝えしましたが、できれば良い人間関係を築けるのが一番ですよね。そこで、仕事で良い人間関係を築くための3つのポイントについてお伝えします。
適度な距離感を保つ
良い人間関係を作るためには、ちょうどいい距離感を見つけることが大切です。職場での付き合いでは、距離が近すぎると余計なトラブルのもとになったり、遠すぎると話しにくくなったりします。自分と他人とのちょうどいい距離を見極めて、お互いに尊重し合うような関係を作りましょう。プライベートゾーンを意識して、必要以上に入り込まないように心がけることがポイントです。
人に期待しない
人に期待しすぎると、思い通りにいかなかったとき不満に思ってしまいます。うまく人間関係を作るためには、他人ではなく、自分の感情や行動に目を向けましょう。相手がどうあるべきかよりも、自分がどう対応すればいいかを考えることで、人間関係のストレスを減らせます。自分の気持ちに集中して、他人の行動に一喜一憂しないようにしましょう。
自分自身に目を向ける
職場で良い人間関係を保つためには、自分自身のことをよく知ることが大切です。自分の得意なことや苦手なこと、何を大切に思うかやどのように行動したいかを知ることで、他人との付き合い方も変わってきます。
自分が満たされていれば、周囲にも良い影響を与えることができます。自分を大切にすることが、結局は良い人間関係につながるのです。
仕事の人間関係が辛いときにやってはいけないNG行動
仕事の人間関係が辛いときに避けるべきNG行動について紹介します。状況をより悪化させてしまう恐れがあるので、なるべくしないようにしましょう。
何も考えずに勢いで辞める
職場の人間関係が原因で辛いと感じたとき、感情に流されてすぐに仕事を辞めるのはNGです。一時的な感情で大切な決断をしてしまうと、後悔することになるかもしれません。辞めた後のことや今後のキャリアプラン、生活の変化など、じっくりと考える時間をもちましょう。
また、辞める以外の解決策がないか考えることも大切です。感情的になるのではなく、落ち着いて状況を考えて、長期的な視点で自分のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。
一人で解決しようとする
職場での人間関係に悩んでいるとき、全てを一人で解決しようとするのはNGです。一人で悩みを解決しようとすると、問題がさらに悪化することもあります。信頼できる同僚や友人、家族に相談することで、アドバイスをもらうだけでなく心の負担を減らすことができるでしょう。場合によっては、専門家に相談することも考えましょう。
心身の不調を放置する
職場の人間関係が原因で心身に不調を感じる場合、それを放置してはいけません。ストレスが原因で心身の健康が損なわれると、仕事にもこれからの人生にも影響が出てしまいます。また、長期間放置することで回復が難しくなることも。早めに医療機関を受診する、休息をとる、趣味やリラクゼーションを通じてリフレッシュするなど、積極的にケアしていきましょう。自分の健康を第一に考えて必要な対策をとることが大切です。
筆者の経験談:心身の健康が一番大事
新卒で入社した会社を辞めて無職になり、再就職した私ですが、心身健康でいることが何より大事だと改めて感じています。健康でいることで、仕事でのパフォーマンスを発揮できますし。
みなさんも体調にはくれぐれもご自愛くださいね。
仕事で人間関係が辛いときはまず相談してみよう!
仕事の人間関係が辛いときは、一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切です。悩みを共有することで心の負担は軽くなり、解決方法が見えてくることもあるでしょう。
私は、仕事の人間関係をはじめ、仕事の様々な悩みに対するアドバイスを行なっています。
あなたの話を丁寧に聞きますので、一緒に問題解決の方法を探っていきませんか?
もし職場での人間関係に悩んでいるなら、ぜひサービスを利用してみてください。
あなたが再び仕事で活躍できるよう全力でサポートします。
誰かに相談する勇気が、新たな一歩へと繋がることでしょう。