<筆者「おーば」の簡単なプロフィール>
新卒で入社した大手金融会社を、適応障害により休職。後に退職して無職を3か月経験し、再就職をした20代男子。自身の経験から「仕事の悩み」に関連するWEBサイトの運営やYoutubeでの動画発信、ココナラにて悩み相談などをしています。
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仕事が辛くて逃げたくなってしまう気持ちは、多くの方が経験するものだと思います。この記事では、仕事のストレスに直面してしまい「逃げたい」と感じてしまったときの6つの対処法を解説します。自分の気持ちに向き合い、ストレスなく仕事ができるような一歩をふみ出しましょう。
「仕事が辛いから逃げたい」は甘えではない
「逃げたい」「辞めたい」という気持ちは、決して甘えからくるものではありません。仕事が辛いと「逃げたい」「辞めたい」と感じてしまいますが、その気持ちを「甘え」だと片付けてしまうとより辛くなってしまいます。
会社にいる時間は生活の一部に過ぎません。しかし、長くその会社にいると、会社での常識が「社会の常識」であると錯覚してしまいます。他にもさまざまな会社や働き方があるはずです。今の仕事が辛いのであれば、他にも目を向けてみましょう。
また、「逃げたい」「辞めたい」と感じてしまうのは、心身ともに疲弊しているサインかもしれません。自分にとって一番大切なことを考え、必要であれば休職や転職といった対処をとるのも一つの方法です。
筆者の体験談:新卒で入社した会社が辛く辞めた過去があります
私も「職場の人間関係」や「業務量」の点から仕事が辛くて辞めたいと思う時期がありました。我慢したことがたたり、適応障害で休職し、退職を経験しました。ただ、無事に再就職を果たし、元気に第二新卒として働いています。
仕事が辛く逃げたい気持ちになる理由
仕事が辛くて逃げたい気持ちになるのには理由があるはずです。ここでは、仕事が辛く逃げたい気持ちになってしまう理由を7つご紹介します。
職場の人間関係が良くない
職場での人間関係がうまくいかないと「この職場は合っていないのかな」と辛い気持ちになってしまいます。会社で上司や同僚と過ごす時間は多いもの。人間関係が悪ければ、会社へ出社することがストレスとなり「逃げたい」という気持ちになりがちです。このようなときは自分で思っていることをきちんと伝え、職場での人間関係を回復させることが大切。まずは、ひとりで悩まず誰かに相談しましょう。
仕事の業務量がとても多い
仕事の業務量が多すぎると「このままでは体がもたない」と不安になってしまいます。大切なことは、自分の限界をきちんと理解して、ちゃんと上司に相談することです。業務の優先順位や、誰かにサポートをつけてもらうなどして、無理なく仕事ができるようにしましょう。無理をしても良い結果は生まれません。
筆者のひとこと:心がすり減り、邪悪になっていく
残業時間が長いと精神的ストレスがかかり、段々と心が邪悪になっていく感覚があります。そうなると、普段気にしないようなことでもイライラしてしまうことがあります。心や体に余裕がある生活を送りたいものです。
上司からパワハラ・セクハラを受けている
パワハラやセクハラを受けている場合は「声を上げたらもっと状況が悪くなるのではないか」と不安になることもあるでしょう。しかし、黙っているだけでは問題を解決できません。自分の身を守るためにも勇気を出して、信頼できる人や専門の相談窓口に相談しましょう。
仕事で強いプレッシャーを感じている
仕事でのプレッシャーが高まると、「もう限界かもしれない」と感じることがあります。このようなときは、自分にとって大切なものを考え、ストレスを解消していくことが大切です。まずは小さな目標を設定し、クリアできたら自分を褒めてあげましょう。自分の健康を第一に考えることが大切です。
仕事上のミスが続いている
連続してミスをしてしまうと「自分はこの仕事に向いていない」と自信をなくしてしまいますよね。しかし、長期的にみるとミスは成長するためのチャンスでもあります。辛い気持ちになるのは分かりますが、なぜミスしてしまうのかを見直すことが大切です。また、状況によっては上司や同僚に相談する必要もあります。ミスに対して、自分を責めすぎず前向きに仕事をしていきましょう。
仕事で大きな失敗をしてしまった
大きな失敗を経験すると「これから先、職場での立場がなくなってしまう」と心配になるかもしれません。しかし、失敗は誰にでもあるもの。大切なことは失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないようにすることです。失敗を隠すのではなく、素直に話して解決策を見つけることが、信頼を回復するための第一歩となるでしょう。
筆者のひとこと:バッドニュースは早めに
もし大きなミスをしてしまったと気づいたら、上司や先輩に迅速に報告しましょう。「怒られたくない」という思いで、隠してしまったり、知らないふりをしてしまうとより大事に発展してしまいます。
仕事で思うような成果をあげられない
期待された成果を出せないとき「自分には能力が足りないのかもしれない」と落ち込むことがあります。しかし、成果はすぐに得られるものではありません。自分のスキルや知識を見直し、必要ならスキルアップのために勉強することも一つの手です。自分自身を信じてコツコツと努力を続けることが、最終的に成果を生むことに繋がります。
仕事が辛いから逃げたいと感じた時の対処法
仕事が辛くて心身ともに疲れを感じて逃げ出したくなったときは、冷静に対処法を考えることが大切です。ここでは、仕事が辛いと感じた時に試すことができる対処法を紹介します。
親しい友人や家族などに相談する
仕事の悩みは一人で抱え込みがちですが、信頼できる友人や家族に相談することが大切です。自分では気づけなかったアドバイスをもらうことで、意外な解決策が見つかるかもしれません。また、誰かに相談することで仕事のプレッシャーが和らぎ、心が軽くなることもあります。
専門家に話を聞いてもらう
仕事の悩みを解決するためには、カウンセラーやキャリアコンサルタントなどの専門家に話を聞いてもらうことも大切です。専門的な立場から、状況に応じた具体的なアドバイスをしてくれるでしょう。悩みの根本的な原因から具体的な解決策が見つかるかもしれません。
有給を利用してまずは休む
心身に疲れを感じたら、有給休暇をとって一時的に仕事から離れることも大切です。休みの期間を活用して、趣味や旅行など自分の好きなことに時間を使いましょう。休むことで心身ともにリフレッシュし、仕事のモチベーションやパフォーマンスを上げることに繋がります。
部署異動を願い出る
職場環境や人間関係がストレスの原因である場合は、部署異動することで状況が改善する可能性もあります。新しい部署では仕事内容や人間関係が一新され、上手くやっていけるケースも多いのです。会社を辞めるのはなかなかハードルが高いので、部署異動を願い出ることから始めてみてはいかがでしょうか。
休職制度を利用する
ストレスによって心身に大きな不調を感じる場合は、休職することも考えてみましょう。休職することでゆっくり休み、自分と向き合う時間や余裕を作ることができます。この期間を通じて体調を回復させて、これからどうするかゆっくり考えましょう。
別の会社へ転職する
今の会社が自分に合っていないと感じたら、転職するのも一つの選択肢です。今の仕事が辛くても、新しい会社でなら自分の能力を存分に発揮できる可能性があります。転職は大きな決断になりますが、自分にとってより良い職場環境を求めるのは、キャリアアップにおいてとても大切なことです。
筆者のひとこと:衝動的な選択は避ける
「仕事が辛くて逃げたい」と感じている場合、できれば衝動的に退職するはおすすめしません。まずは1日休んでみて、悩み事を書き出したり、誰かに話を聞いてもらったりしてモヤモヤを整理しましょう。
仕事が辛くて逃げたい時のベストな退職タイミング
仕事を辞めたいと思ったときは、最適なタイミングを見極めることが大切です。心身の状態や今取り組んでいる業務の状況、そして会社の将来性などを考えることがポイントとなります。ここでは、仕事が辛くて逃げ出したくなったときに、退職を考えるベストなタイミングについて解説します。
心身ともに不調が起きている時
仕事のストレスが原因で心や体に異変を感じ始めたら、それは退職を考えるべきタイミングかもしれません。自分の健康と将来を守るためには、勇気をもって環境を変える決断が必要です。体を壊してしまってからでは、すぐに回復できない場合もあります。仕事が原因で体を壊してしまう前に、自分の身を守るための行動をしましょう。
筆者のひとこと:まずは医師に診てもらう
心や体に不調を感じたら、早めに医師に診断してもらいましょう。私も「下痢」「睡眠障害」「断続的な頭痛」といった不調が出ており、病院にいったら適応障害と診断されたことがあります。
抱えている業務に一区切りがついた時
プロジェクトの完了やサービスのリリースなど、いま抱えている業務にある程度の区切りがついたときも、良い退職のタイミングです。自分の責任を果たした上で後任者に引き継ぐことができるため、新たなスタートを切る絶好のチャンスとなります。自分自身も安心して次のステップに進むことができるでしょう。
会社の先行きが見通せない時
会社の将来性に不安を感じ「この会社にずっといて大丈夫かな?」と悩むときもあります。特に経営状態が不安定であったり、業績が低迷している場合は、自分のキャリアにとってベストな退職タイミングかもしれません。「もし今の会社が倒産したら、自分はどうなるのか」という不安は、転職を考える大きな動機になります。自分の将来を守るためにも、会社の経営状況を見極めて他の選択肢を考えておきましょう。
仕事が辛くて逃げたい時はまず相談してみよう!
仕事をする上で、誰もが一度は「もう辞めたい」と感じるはず。そんなときは無理をして体や心を壊してしまう前に、一度立ち止まって考えることが大切です。また、不安や悩みを一人で抱え込んでしまっている場合は、誰かに相談するのも良いでしょう。
もし、相談相手がいない場合は、「おーば」に相談ください。他人だからこそ、話しやすいことも、きっとあるはずです。私は、仕事の悩み相談受け付ており、電話やチャット機能を使用し、あなたの仕事のモヤモヤを聞かせていただきます。あなたが感じている不安や悩みを共有し、一緒に解決策を見つけていくためのサポートをさせてください。一人で悩みを抱え込むのではなく、周囲の助けを借りて問題を乗り越えていきましょう。