<筆者「おーば」の簡単なプロフィール>
新卒で入社した大手金融会社を、適応障害により休職。後に退職して無職を3か月経験し、再就職をした20代男子。自身の経験から「仕事の悩み」に関連するWEBサイトの運営やYoutubeでの動画発信、ココナラにて悩み相談などをしています。
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「仕事に行きたくないし休みたい」と感じることが多く、悩んでいませんか?
仕事に行きたくないとき、結論「休んでも良い」と考えています。仕事に行きたくないと感じる気持ちの裏には、仕事のストレスや疲れ、職場での人間関係・トラブルなど、さまざまな理由が隠れていることが多いです。特に精神的な理由である場合、無理をして出勤することで、適応障害やうつ病などになってしまうことがあります。
とはいっても、人により事情はさまざまあると思います。そこでこの記事では、仕事を休みたいと感じる理由や対処法、休む際のマナーや注意事項などについてご紹介していきます。
ご自身の状況にあわせて参考にしてくださいね。
仕事に行きたくないと感じる理由は?
仕事に行きたくなくて、休みたいと感じる理由は人それぞれでしょう。
筆者の体験談:私は人間関係と業務量が原因で休職しました。
会社の先輩や上司との人間関係や自分のキャパを越える業務量により、適応障害になって休職したことがあります。休職する直前は、「仕事に行きたくない」と常に思いながら過ごしていました。
ということで、最初は仕事を休みたいと感じる10つの理由についてご紹介します。まずは原因を理解して自分自身と向き合っていきましょう。
労働時間が長い
労働時間が長いと身体や心に大きな負荷がかかり、仕事へ行く気力を失わせます。また、長時間労働が続くことによってストレスは蓄積し、職場に対する不満へと繋がっていきます。そうすると、仕事に対してネガティブな感情しか抱けなくなるため「仕事に行きたくないから休みたい」という気持ちになるのです。
仕事でミスが続いている
仕事でミスが続いているときも自信を失ってしまい、仕事に行くことが億劫になることがあります。「次はミスできない」という気持ちがプレッシャーになるため、仕事への意欲がなくなっていくのです。また、このような状態になると仕事への集中力は低下し、再びミスを引き起こすといった悪循環に陥ります。きちんと休みをとって仕事のプレッシャーから解放されることが、この状況を改善する鍵です。
筆者のひとこと:萎縮してしまい余計にミスが多発?
新卒時は仕事が分からずミスをしてしまうことが多かったです。その際、「先輩や上司に迷惑かけるのが申し訳ない」という気持ちが強く、自分を責めてしまいがちでした。加えて、ミスが繰り返されることで先輩・上司からの叱責により、萎縮してしまってますますミスが…なんてことも。
強いプレッシャーがある
職場での強いプレッシャーは、精神的なストレスを高める原因となります。目標を達成しなければならないという圧力や上司から寄せられる期待が大きければ、仕事に向き合うことが難しくなり、休みたい気持ちになるものです。このような状況の場合はストレスを軽減するため、仕事を休むことが大切です。
待遇に不満を抱いている
給与や福利厚生、キャリアアップの機会など、待遇に不満を抱いているときも仕事へ行きたくないという気持ちになりやすいです。自分の努力や成果が適切に評価されていないと感じると、職場に対する不満は溜まっていくもの。待遇を変えることが難しいほど、仕事に行っても意味がないと感じるようになり、「行きたくない」という気持ちに繋がっていきます。
人事評価に納得できない
自分の成果が適切に評価されていないと感じているときも、仕事を休みたいと感じる原因の一つです。
昇進や給与アップのためには、良い人事評価を受ける必要があります。しかし、思うように評価されなければ、昇進や給与アップは見込めません。
「頑張っても意味がない」と仕事へ行く気力がなくなってしまうのです。また、職場での自己肯定感にも影響を及ぼすため、仕事を休むことで精神的なバランスを取りたくなる傾向があります。
仕事がつまらない
仕事内容に興味をもてない・やりがいを感じられないことも、仕事を休みたいと感じる原因に繋がります。毎日の業務が退屈でつまらない場合は、職場に行くこと自体が負担となります。このような場合は環境を変えることで、新たなやりがいや興味を見つけることができるでしょう。
会社に将来性がない
会社の業績不振や業界全体の衰退など、将来性に対して不安があるときも「仕事に行きたくない」と感じることが多いです。「このままこの会社にいてもいいのだろうか?」という気持ちが先行するため、会社にいる時間をムダに感じてしまいます。この場合は転職するか、スキルアップするなどの対策が必要になります。
職場の人間関係が面倒くさい
職場の人間関係の問題は、日々の業務において大きなストレスの原因となります。職場で同僚や上司との確執がある場合、職場の雰囲気が悪いことから、仕事に対するモチベーションを失ってしまいます。
このような状況では、職場での人間関係の改善が必要です。状況が改善されない場合は、転職などで自分の環境を変えることも考えましょう。
休み明けでモチベーションが上がらない
休暇明けに仕事へのモチベーションが上がらないのは、職場でのストレスや疲労が溜まっているサインです。モチベーションが低い状態で「仕事へ行きたい」と思える人はいません。この状況が続くと、精神的および肉体的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。仕事を休む、仕事に対する考え方を変えるなど、早めに対策をとりましょう。
睡眠がとれていない
睡眠がとれていないときも仕事へのモチベーションが低下し、仕事を休みたいと思うことが多いです。
質の高い睡眠がとれないと疲労が蓄積していくため、仕事への意欲を低下させます。また、睡眠不足が続いていると仕事へのパフォーマンスだけでなく、精神的にも悪影響を及ぼします。自分で対策しても眠れない場合は、必要に応じて医師からのアドバイスをもらいましょう。
仕事を休みたいときの対処法
仕事を休みたくなったら、どのように対処すればよいのでしょうか。休みたいと感じたときに効果的な対処法をいくつかご紹介します。
とりあえず休む
仕事に行きたくないと感じたときは無理をせずに休みましょう。心身の健康が最優先です。無理を続けるとストレスや疲労が蓄積し、さらに深刻な問題を引き起こすこともあります。休むことで心身をリフレッシュして、ストレス解消に繋げることができます。休息期間を利用して、自分の心身の状態を見つめ直しましょう。仕事への取り組み方やライフスタイルを改善する良い機会になります。
筆者のひとこと:まず1日休んでみる
最低限のマナーは守りつつ、まず1日休んでみることをおすすめします。休むことで罪悪感があるなら、半休(午前休・午後休)を利用してみるのはいかがでしょうか?
家族や友人に相談する
職場のストレスや仕事への不満を抱えているときは、信頼できる家族や友人に相談しましょう。話をすることで、心の重荷を軽くできます。また、異なる視点からのアドバイスや共感を得ることで、問題への新たな解決策が見えてくるかもしれません。大切なのは一人で悩まず、周囲の人に自分の感情を吐き出してみることです。
専門家に相談する
仕事のストレスが長期間続いている場合や、心身の不調を感じている場合は、心理カウンセラーや専門家に相談しましょう。ストレスや仕事の悩みに対して専門的なアドバイスをしてくれます。また、専門家に相談することで問題の原因となっていることを理解し、効果的な対処法を見つけられることがあります。企業によってはカウンセラーを抱えているところもあるので、そういったカウンセラーに相談してみるのも良いでしょう。
自分と向き合う
仕事を休みたいという気持ちは、ストレスや満たされない気持ちの表れです。「何がストレスの原因なのか」「何を変える必要があるか」などを自問自答して、自分自身と向き合いましょう。自分と向き合う時間をもち、自分の感情や欲求を深く理解することで変わることもあります。
筆者のひとこと:紙を使って悩みを整理
ノートやメモ帳、A4コピー用紙など、何でも良いので紙に今抱えている悩みを書き出してみることをおすすめします。書き出すことで思考が整理され、「これから自分はどうしていきたいのか」が見えてくることもありますよ。
趣味を楽しむ
趣味を楽しむことでストレス解消に繋がるケースもあります。趣味に時間を費やして、仕事の悩みから一時的に離れてみてはいかがでしょうか。仕事以外の時間を充実させることで、仕事とまた向き合えるようになることもあります。
新しいことに挑戦する
仕事に行きたくないときは、なにか新しいことに挑戦してみるのも良いです。新しいことにチャレンジすることで、新たな刺激を受けて心が活性化されます。活力が湧いてきて、また仕事に向き合えるかもしれません。また、新しい経験をすることによって、別の視点で物事を考えられるようになり、仕事に行きたくない原因となっていることが解消できることも。人にとって適度な刺激は大切です。ジムに通い始めるなど、なにか新しいことに挑戦してみてください。
筆者のひとこと:とにかく色々なことをやってみる
私の場合は、「Webデザイン」の勉強をしてみたり、陶芸教室に通ってみたりと興味があったことを片っ端からしていました。
生活習慣を見直す
ストレスや仕事に対する不満は、生活習慣の乱れからきていることもあります。バランスの取れた食事や十分な睡眠、定期的な運動を心がけることで、体調を整えてストレス耐性を高めることができます。人間の身体は意外と繊細なもの。生活習慣を整えることで、精神面も大きく変化するかもしれません。
休職してゆっくり休む
仕事のストレスが日常生活に支障をきたしている場合は、休職を検討しましょう。余裕がないとき無理に仕事と向き合うと、精神疾患などになってしまうおそれがあります。休職してゆっくり休むことで、心身の疲れを回復して、将来のキャリアや仕事についてゆっくり考える余裕ができます。日常生活に支障をきたしているのであれば、休職することが大切です。
環境を変えるため転職する
現在の職場環境や業務内容が原因で仕事を休みたいと感じているなら、今の仕事を退職して転職することを考えてはいかがでしょうか。転職すると新たなモチベーションで仕事に向かえるため、仕事への満足感は高まります。環境のせいで上手くいかない人は多いもの。案外、環境を変えてみるとすんなり上手く行くこともあります。どういった仕事が自分に合っているのか分からなければ、転職エージェントに相談するのもおすすめです。あなたに合った求人を紹介してくれます。勇気を出して転職してみるのも一つの方法ですよ。
仕事に行きたくないときの休み方・連絡方法
先に述べたように、仕事に行きたくないときは、とりあえず休むことも大切です。ここでは、仕事を休むときの休み方や連絡方法について解説します。
できるだけ電話で直接伝える
まず、仕事を休むときは、できるだけ電話で直接伝えましょう。欠勤は電話で伝えるのがマナーですし、直接話すことで変な誤解を与えずに済みます。また、声のトーンで状況の緊急性や真剣さが相手に伝わりやすくなります。信頼関係を損なって余計に仕事に行きづらくなる状況を防ぐためにも、休むときは電話で伝えることが大切です。
直属の上司に連絡する
仕事を休むときは、直属の上司に連絡しましょう。上司はあなたの業務内容について理解しているため、欠勤した際にすぐに対応してくれます。上司を通じて他のチームメンバーへ情報が伝達されれば、業務の滞りを最小限に抑えることができます。直属の上司へ連絡することで、職場でのスムーズな人間関係も保てるでしょう。
遅くても始業10分前には連絡する
遅くても、始業時刻の10分前までには休みの連絡を入れましょう。早めに連絡しておくことで、職場でも代わりの人員を確保できます。また、早めの連絡は職場での責任感を示すことにもつながります。
急な体調不良など、どうしても予測できない事態が発生した場合でも、できるだけ早く連絡しましょう。
簡潔に休む理由を伝える
休む理由は簡潔に伝えましょう。事細かに説明することは避けて、必要最小限の情報にとどめることが大切です。また、細かに説明するとかえって怪しまれてしまいます。休む理由は簡潔に伝える方が分かりやすいですし、自然です。
仕事を休みたい場合の連絡方法
仕事を休むときに使える理由と、それを伝える際の例文をご紹介します。
体調不良
仕事を休む理由として、一番メジャーなのが体調不良です。ありがちなので嘘だとバレるのではないかと思うかもしれませんが、風邪は誰でも引くのでおかしくありません。
【例文】「申し訳ありませんが、昨晩から高熱があり、今朝も下がっていません。病院に行くので本日はお休みいただきます。なにかあれば、メールでご連絡ください。」
家庭の事情
お子さんがいる方やご両親と同居されている方は、家庭の事情を理由にすることもできます。また、対応しなければならない業務があれば、上司に連絡するのとは別に同僚などにも連絡を入れておくと良いです。
【例文】「朝から子供が熱を出しており、病院に連れて行くので本日は休ませていただきます。業務については○○さんに連絡済みです。」
交通トラブル
遠方から出社している方は交通トラブルを理由にすることもできます。ただし、調べたら嘘だとバレてしまうことが多いので、あまりおすすめはできません。
【例文】「大変申し訳ありません。通勤に利用している電車が止まっており、出社が難しい状況なので、本日はお休みさせていただきたいです。」
仕事を休みたいときの注意点
仕事を休みたいときに対処法を間違えると、より状況が悪化してしまうこともあります。ここでは、仕事を休みたいときの注意点についてご紹介します。
連絡せずに休む
無断欠勤は職場からの信頼を失ってしまいます。事前に連絡することは、職場に対する責任感を示すものです。どんな理由があっても、連絡なしに休んではいけません。無断欠勤をすると同僚や上司に迷惑をかけてしまいます。仕事を休む場合は必ず連絡して理由を簡潔に伝え、必要であれば業務の引き継ぎをしておきましょう。
始業直前に連絡する
始業直前に連絡すると、職場での業務を妨げてしまうことがあります。また、休みの穴をどう埋めるのか考える時間がなく、迷惑をかけてしまいます。とにかく早めに休むことを伝えることが大切です。そうすることで職場はあなたの不在に迅速に対応できます。
連絡がきても無視する
休んでいる間に職場からの連絡があったときに、無視するのもNGです。連絡を無視することは、職場での信頼関係を損なうだけでなく、業務の進捗にも影響を及ぼす可能性があります。休んでいるときでも職場からの連絡には迅速に対応しましょう。
休みたい気持ちに蓋をする
長期間にわたって休みたいという気持ちを無視し続けると、心身の健康に悪影響を及ぼします。ストレスや疲労がたまると仕事のパフォーマンスが低下し、最終的には燃え尽き症候群などの深刻な健康問題につながることもあります。休みたいという感情は、自分の心身の状況をあらわす重要なサインです。自分の健康や幸せを優先して適切な休みを取りましょう。
誰にも相談せず抱え込む
職場のストレスや問題を一人で抱え込むと、精神的な負担が増えてしまいます。誰かに仕事の悩みを共有することで、心の負担は軽減されることが多いです。また、信頼できる人に相談することで解決策を考えることができます。一人ですべてを抱え込むのではなく、周囲に相談してみましょう。
仕事を休んだほうがいい身体的なサインとは?
仕事を休みたいと感じたときは、単なる怠け心ではなく、心身の健康に関する危険なサインかもしれません。
筆者の体験談:私に表れた身体のサインとは
私が適応障害になる前に出ていた症状は次の3つです。
・下痢
・睡眠障害
・断続的な頭痛
なかでも、睡眠障害は非常に辛く、睡眠不足に伴う集中力や意欲の低下がありました。
みなさんはいかがでしょうか?ここでは、注意が必要なサインを詳しく解説します。
遅刻してしまうことが増えた
遅刻してしまうことが増えた場合は、精神的な負担が大きくなっている可能性があります。人は大きなストレスを感じると、無意識のうちに行動を制御しようとする力が働きます。そうすると、出勤時間に間に合わないと分かっていても別のことをしてしまったり、そもそも朝に起きれないということがあるのです。この場合は、すぐに休むことが大切です。必要であれば専門家にも相談しましょう。
出勤前に動悸や吐き気がする
出勤前に動悸や吐き気がするのは、職場や仕事に極度のストレスや不安を感じていることが多いです。
放置しておくとうつ病などに発展し、簡単には治すことができなくなってしまいます。このような症状が続く場合は、すぐに医師の診断を受けましょう。
疲れていても眠れない
疲れているにも関わらず眠れないのは、心身の健康が脅かされているサインかもしれません。不眠は仕事のプレッシャーや不安が原因で生じることがあり、身体にとって大きな負担となります。また、睡眠不足は仕事のパフォーマンスを低下させるだけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。このような状態が続く場合も、すぐに医師の診察を受けましょう。
休んでも疲れが取れない
休んでも疲れが取れないときは、仕事のストレスや精神的な疲労が原因である可能性が高いです。このような状態になった場合は、休むだけでなく専門家のサポートが必要です。また、自分の健康を優先し、職場環境や仕事内容を見直すことも必要になります。
普段から笑わなくなった
普段から笑うことがなくなったり、何をしていても楽しめなかったりする時も、心身が強いストレスを受けているサインです。ストレスの原因を探るために、専門家へアドバイスを求めましょう。
食欲の急増または急減
食欲の急激な変化もストレスや精神的な不調によるサインで、心身のバランスが崩れている証拠です。
過食や拒食はストレスや不安が原因で起こることが分かっています。食生活の変化が長期間続く場合は、医師などの専門家に相談しましょう。
肩こりなどの不調がずっとある
長期間にわたる肩こりや頭痛などの身体的な不調も、職場のストレスが原因かもしれません。このような症状が続く場合は、適度な運動や睡眠を取るなどの対策が必要です。
以前好きだったことにも興味がもてない
仕事によるストレスでうつ症状が出ている場合、以前は好きだった趣味などに興味がもてないこともあります。このようなときは、すぐに休みを取って精神科を受診してください。
仕事に行きたくないときは休むことも大切!
仕事に行きたくないときは無理せず休むことも大切です。自分の心身の健康を最優先に考えましょう。
また、仕事を辞めたいと悩んでいる場合は一人で抱え込まず、家族や友人、専門家などに相談してみてください。
もし、相談できる人が周りにいない、家族や友人には逆に話せないと感じている方はぜひご連絡ください。仕事での悩みやストレスなどに関する相談サービスをご提供しています。あなたの感じている不安や悩みを共有し、一緒に解決策を見つけていきましょう。